製 茶 房  



◆和束という町




 私がお茶を栽培している和束町は

京都府の南部に位置し、

800年にも及ぶお茶の歴史があります。


 和束は一昔前まで「和豆香」と表記されていました。

 由来ははっきりとはわかっていませんが、

 その字の通り昔の人は、お茶から豆のような

 甘い香りがすると感じたのかもしれません。


 町はとても自然が豊かで町の中心を和束川が流れ、

 その川を山が挟んでいるような地形をしています。


 気候は一日、また一年間を通し温度差が大きく、

 山霧が立ち込めやすいので朝夕の直射日光をさえぎり、

 土壌は水はけがよく適度な保水力もあり、

また養分を溜めやすいなど

 おいしいお茶の葉を作るのにとても適している環境です。


 また宇治茶の主産地でもあり、

茶畑の風景は京都府の景観資産にもなっています。